はじめに
芸術愛好家の皆様、ようこそお越し下さいました。ごゆっくりどうぞ。
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 尚、本サイトの画像は、自作もしくはPublic Domain(下記の青字リンク先をご参照下さい)になった過去の巨匠の作品の画像を使用。WikiPediaからお借りしています。各記事の画像をクリックすると拡大表示されます。
     ・・・過去の偉大な巨匠たち、先人たちに敬意を表して・・・
                                     
♪感傷的な主題と展開
作曲:村田雅和
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2009年07月25日

クロード・モネの睡蓮

濁りなき清らかな水の面は
人の心を映す水鏡・・・。
夕暮れ時の水の面は
濃厚かつ神秘的な光景を
そのままそっくりと映し出していた・・・

透明な水の色は
観者の多様性を映し出し
風に揺れる鏡の面は
なんと映される対象までも揺らしていた・・・

多様性に富むその色彩に
彼の画家は心奪われ
そして、彼の心は
その美しさゆえに揺れていた・・・

あらゆる対象は揺らめき
甘い風は多様な色彩を匂わせ
そして光と影は動きと実在を表し
その美しき画面に命を吹き込んだのだ・・・


詩:村田雅和
posted by 雅 at 09:22| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月22日

習作   ステファンヌ・マラルメの永遠なる墓石

世界は美しい書物の為に・・・
                
                 
                          ステファンヌ・マラルメの永遠なる墓石


観念 ( イデア ) の沼に繁茂する睡蓮の如く


    揺らめく一つの形象は

            ただひたすら甘い香りを匂わせる処女の溜息とともに・・・
      凍てついた無常なる世の深淵に朽ちるというのか?

            否、

真珠の素肌に煌めく謎めいた宝石か
( そして 、 おそらくは堅固でありながらきわめて儚い )
      あるいは夢見る虹の眼差しなのか・・・
 
 それは迎える花々を
  ( そいつは何とも逃げ易く 、 捉えがたき香りを放ちながら )
   清き絹の水面に揺らめく菖蒲の葉で綴る

      あるいは時の駆逐に耐えうる石碑と化するのを

白百合よ!
            苦悩する詩人は
                    実にそなたと夢見るのを・・・
そして過去でもあり未来でもある
    あの河に揺らめく星の涙の如く
          永遠に語られるのを祈るのだ・・・
                 
          永遠の秘石に揺らめく七色の夢・・・
      ・・・ただ彼のみが味わい深き葉巻の煙に
        その妙なる笛の音を吹き鳴らし
    稀有なる明日の叡智の為に
永遠の白百合の荷姿なる乙女の真珠の涙を
    捉えがたき水面の花の香りに昇華させる・・・
 
             否!

それは再び閉ざされた墓石とし
 麗しき白百合の祈りの微風を待ち望んでいる・・・
    貴女の涙の元に吹き寄せられた
      至純なる言の葉が
 夢の花の永遠の視像に満ちていながら
      捉えがたき大気の印象を
   
        また・・・

名もなき彫り師の手になる
    永遠なる墓標を守る彫像の
  虚ろな眼に語らせようとしている・・・
そして乙女が再び微笑みかける時
( それはあの妙なる音を奏でる
          鐘の如く極めて稀だろう・・・)

 その燦然たる光の矢に射られるのは
      その眼差しの奥底に辛うじて時を読み取る


                                    亡びゆく貴紳の末裔なる

      精神の永遠なる形見のみ・・・


Portrait_of_Stéphane_Mallarmé_(Manet).jpg

絵:ステファンヌ・マラルメの肖像:エドュアール・マネ(1876年)
クリックすると拡大されます。

未完の詩:村田雅和

書物は魂の墓石であり、棺を開くことによって封じ込められた内容が読者の脳髄に生き生きと蘇る。マラルメの詩は、フランスの詩の歴史の中で晦渋をきわめ、執拗な程に書体や装幀にこだわり、その結果、いくつかの計画は断念されてしまった。現代の本の装幀はあまりにも俗化されてしまった。私が大衆的な書籍ではなく、発行部数が少なく、装幀に凝った古書を好む理由は、おそらくマラルメの思想の影響だと思う。いわゆるベストセラーにはまるで関心が持てないのは、おそらく、「さかしま」のデ・ゼッサント、すなわちユイスマンスの影響だと思う。
posted by 雅 at 23:59| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月21日

幻想的空間における序章


空は悲しみに満ち溢れ
音の無い空間を119820574087016408804.jpg
ただ行く末無く
一筋の風はためらっていた・・・

力を失った世界に潜む影は
死の掛け衣に覆われ
その存在をますます希薄にし
その形の持つ意味を失っていた・・・

一瞬でもあり永遠でもある
謎めく空間におけるすべては
その存在意義を不明瞭にしていた・・・

潜在的なものは顕在化し
断片的なものが普遍化する過程は
無情なる世界に曖昧化されていった・・・


詩:村田雅和

この詩をある詩のサイトで投稿した時、評価者はただ一人(文学通の駆け出しの画家らしい)でした。
フランス象徴派の総帥、ステファンヌ・マラルメは、類推による純粋なる詩の創作が如何に難解なものであるかを語っていますが、私も同じことを目指しています。決して簡単ではないので、したがって、完成された作品は多くありません。

図をクリックすると拡大表示されます。
posted by 雅 at 23:25| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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