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♪感傷的な主題と展開
作曲:村田雅和
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2008年11月03日

聖マタイの召命



絵:ミケランジェロ・メリジ(通称:カラヴァッジョ)
曲:幕開け:村田雅和
動画:村田雅和
MacOSXに標準搭載されているiPhotoを使用。

画質が悪いですが、絵はサン・フランチェージ大聖堂にあるイタリアバロック期の巨匠、ミケランジェロ・メリジ(1573−1610:伊)による傑作『聖マタイの召命』

暗闇からキリストが弟子とともに現れ、レヴィ(後のマタイ)に向かって厳かに「我に従え」と命じています。キリストの手のポーズはミケランジェロのアダムから採られていて、このポーズによって、キリストは神の創造された第2のアダム(アダムは「人」を意味する)であることを表しています。

カラヴァッジョの大傑作に対して、曲は私の拙いオルガン曲『幕開け』。カラヴァッジョの『聖マタイ』は3連作になっていて、『召命』、『聖マタイと天使』、『聖マタイの殉教』の3作で、レヴィ=マタイの路程が壮大な構想を以て描かれています。



参考:カラヴァッジョ『キリストの埋葬』1610年頃
画像:Wikipedia

クリックすると拡大表示されます。
The_Deposition_by_Caravaggio.jpg

カラヴァッジョは驚く程の速描で、迫真的な写実と、強烈な明暗技法をもって劇的なバロック様式の先駆者として、ヨーロッパ美術に多大な影響を及ぼしましたが、彼自身は粗暴で、争いごとが絶えず、殺人を犯して、死刑判決を受けます。死刑を恐れてローマから逃亡。不安と恐怖に満ちた逃亡生活で、時間が殆ど無かったにもかかわらず、驚異的なスピードで鬼毛迫る傑作を各地に残しました。そのあまりにも悲劇的で、かつ激しい感動を引き起こす、あまりにもリアルで真摯なキリスト教世界の登場人物達の表現は、呪われた画家が真の救いを得たいと願っているようにも見えます。最も呪われた人生を生きたからこそ描けた彼の傑作の数々・・・。私も日本でカラヴァッジョ展が開催された時に観に行きましたが、かつてこれほど感銘を受けた画家はいませんでした。呪われたミケーレ(カラヴァッジョの愛称)38歳、焼け付くようなポルト・エルコーレの海岸を彷徨っている最中熱病に倒れ、呪われた画家に救いはありませんでした。ローマ法王の恩赦と行き違いに彼の生命は絶たれたのです。

ある聖職者が「些細な罪が消えるから」といってカラヴァッジョに聖水を渡そうとしましたが、彼はこう応えたと伝えられています。

要りません。私の罪は死に値するものだから


カラヴァッジョについて、もっと知りたい方はこちらでどうぞ
http://www.salvastyle.com/menu_baroque/caravaggio.html

個人サイトですが、驚く程完成度の高い美術サイトです。

尚、画像はパブリック・ドメイン。よって、著作権に抵触しない。著作権は作者の死後、日本では50年。欧米では70年。作曲者の死後数百年経っているクラシックの曲が公の場で自由に演奏出来るのはそのためである。勿論、現役のクラシックの作曲家や、死後70年以上経っていない(国によっては作者の死後、100年近い著作権保護期間の場合があるので注意)作曲家の作品を演奏するには遺族など権利者の許可が必要。詳しくはWikipediaのPublic Domainに関する記述を参照されたい。

http://commons.wikimedia.org/wiki/Image:The_Calling_of_Saint_Matthew_by_Carvaggio.jpg
posted by 雅 at 04:01| Comment(0) | 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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