はじめに
芸術愛好家の皆様、ようこそお越し下さいました。ごゆっくりどうぞ。
♪オープニング
♪をクリックすると曲が流れます。
 尚、本サイトの画像は、自作もしくはPublic Domain(下記の青字リンク先をご参照下さい)になった過去の巨匠の作品の画像を使用。WikiPediaからお借りしています。各記事の画像をクリックすると拡大表示されます。
     ・・・過去の偉大な巨匠たち、先人たちに敬意を表して・・・
                                     
♪感傷的な主題と展開
作曲:村田雅和
をクリックすると曲が流れます。

2010年06月09日

世界文藝社から

 先日、私の絵の画像を見たという担当の方からメールが入っていました。株式会社世界文藝社からでした(驚)。「私なんかでいいの?」と思いながらリンク先をクリックしたら、見たことがある出版物が数件。ちなみに、私には美大在学歴もなければ師もいない。公募出品の経験無し。
  
 冗談だろうと思いつつ、「私は新人作家でもない全くの素人で、苦手な人物画に関して良い技法書でもあれば」、と返信したら、「出展はアマチュアが多く、プロの方は少ないのでご安心ください」とあり、案内パンフレットをpdfで送ってきました。新人発掘も兼ねているのかもしれません。

 只今、過去の出品作品を載せた書籍を物策中。出品できるような作品は手元に無いので応募は検討中。15年くらい前に画家への道を断念してから、一度も公募のことは考えたこともなかったので、これからは考えてみたい。ともかく、制作しないと作品が無い。読書三昧で制作から暫く完全に遠のいていたので・・・

 只今、深夜勤務期間の中休み。連絡は後日にするつもり。
posted by 雅 at 22:13| 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月11日

現代写実主義

 私は無謀にも、かつては画家になりたいと思っていました。油絵を描き始めたきっかけは、クロード・モネの睡蓮を美術館で見てからで、今でも印象派のファンです。一方、印象派に批判的だったブーグローなどアカデミズムの作家も好きで、「印象派を非難したから、アカデミズムは嫌い」「アカデミズムが好きだから印象派が嫌い」とか特に芸術に対するイデオロギー的な(つまらないもの)ものには関心がありません。西洋美術が好きですが、琳派も好きだったりします。

 最近、日本の美術界で、再び写実主義が流行しています。野田弘志先生は有名ですし、古吉弘先生、塩谷亮先生、鳥越一穂先生のHPにはリンクをさせていただいています。特に、古吉先生と、鳥越先生のブログでは、油彩画の制作過程が写真で順を追って解説されていますので、非常に勉強になります。

 サイトトップのリンク集にあるリンク先をクリックしてみてください。驚愕の写実主義の世界が広がります。実物を目にしたことがないし、制作過程を目の前で見てみたいものです。
 数年来より構想している父(故人)の肖像画を未だに描いていません。絵を描くのはあまり得意ではないし(楽器を演奏できないので音楽は問題外、詩は難しい。本来は油絵なのに苦手だという。だったら何が得意なんだ・・・という突っ込みは無しにして)、自分をモデルにして技法を身につけるしかありません。

 ちなみに、私の描いた絵です。デジタルカメラを持っていないので、コンピュータのタッチパッド(マウスは線が邪魔なので着けていない)とフリーウェアのJTrimでぼかして、自分の画風を再現してみました。
ji.JPG
 
コンピュータでは、水面の表現が難しすぎます。描いていてつまらないし・・・。やはり絵は油絵に限りますね。アクリルだとどんなにうまい画家の作品でも、同じ画家の油絵と比較すると(材質的にどうしても)迫力に欠けるし。

 クラシカルな絵画を描く人はクラシック音楽好きが多い。私が好きなのはコレッリ、ドラランド、ハイドン、メンデルスゾーン、ブラームス、ショパン・・・。しかし、宇徳敬子さんや舘ひろしさんの曲も好きだったりする。和楽器の曲もいいですね。

こんな珍曲(汗)、正統派クラシックの人は多分作らない。サンサーンスが自分の敵対者達を徹底的にからかって作った『動物たちの謝肉祭』は例外中の例外。彼の他の曲は完成度が高く、正統派そのものです。



ハバネラのリズムに和風の風味を利かせた曲。笑わないようにといっても、珍曲過ぎて、自分で笑ってしまう。私には音楽は駄目だ。ピアノが弾けないので、制作は度を越して極端に遅いし、ここ一年何も作っていません。間違っても依頼しないように。というより完成させる自信が全く無いので受付しません(笑)。

絵:曲:村田雅和
posted by 雅 at 15:17| 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月26日

エプソムの競馬

800px-Jean_Louis_Théodore_Géricault_001.jpg
経済的にも時間的にも余裕があれば、「馬に乗って草原を駆け抜けてみたい。」

それは、テオドール・ジェリコー一人だけのロマンではないと思います。

                               

800px-Théodore_Géricault_-_Le_Radeau_de_la_Méduse-1.jpg
19世紀フランス美術のロマン派の先駆者ジェリコーは、自身の情熱を抑えきることが出来ず、同年代のおばと不倫の恋に落ちてしまい、子供まで成してしまい、当然のことながら、両者に悲劇をもたらしました。彼は傷つき、イギリスに渡って乗馬に熱中し、落馬事故によって、脊髄結核が悪化して亡くなったと云われています。彼の最期の言葉は「まだ何もしていない」。

彼はカラヴァッジョの明暗表現、ルーベンスの色彩、ミケランジェロの人体表現を熱心に研究し、画風は文字通り、力のせめぎ合いのような非常に情熱的な画風です。大作「メデュース号の筏」はフランス政府がひたすら隠そうとしていた実在の事件を扱った作品で、サロンでは大変な物議を醸し出しました。やがて、彼のロマン派的画風は、彼の後輩であったドラクロアによって受け継がれていくことになっていきます。

絵はクリックすれば拡大されます。私のピアノ曲「風のように」を聴きながらどうぞ。



絵:テオドール・ジェリコー:上「エプソムの競馬」(1821年)
              下「メデュース号の筏」(1816年)

曲:村田雅和:「風のように」
posted by 雅 at 09:38| Comment(0) | 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月18日

Goya in Spain

La_gallina_ciega_(Goya).jpg 絵は、スペインの画家、フランシスコ・デ・ゴヤの"La gallina ciega"。スペイン語がわからないので、スペイン語表記にしておきます。
 ゴヤは18世紀ロココ時代を生きた画家ですが、ロココからリアリズム、20世紀シュールレアリスムの先駆的表現まで成した、この時代にしては驚く程多種多様な表現をした画家。日本では 『マハ』や版画による闘牛の絵が特に有名です。

曲は、私の『スペイン』。後に管弦楽編成で『ある紳士のための小組曲』の第2楽章になりました。私はスペインに一度も行ったことが無く、スペインの画家達の絵は美術館で数点見ただけに過ぎませんが、曲にスペインの舞曲の雰囲気が出ているでしょうか。


♪Spain


絵:フランシスコ・デ・ゴヤ(1746ー1828)"La gallina ciega"
絵をクリックすると拡大されます。

曲:村田雅和"Spain"


ラベル:舞曲 spain GOYA
posted by 雅 at 11:01| Comment(0) | 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月03日

ロココ時代の主役、ポンパデュール候夫人

クリックすると拡大されます。746px-François_Boucher_019-1.jpg
 絵はフランソワ・ブーシェ(仏:1703−1770)による、ロココ美術の庇護者ポンパデュール候夫人(1721−1764)の肖像画です。彼女は平民出身でありながら、一般的な貴族以上の教育を受け、後にルイ15世の愛人となりました。美貌の誉れだけでなく、並外れた知性と教養を兼ね備えた彼女は、ロココ文化の最大の庇護者となり、莫大な予算を使って多くの邸宅を建て、啓蒙哲学者との交流を深め、やがて政治にも深く関与するようになりました。

彼女自身は薄命でしたが「国家の崩壊に女の影あり」と云われるように彼女がフランス・ブルボン王朝の衰退の遠因となったとも云えるでしょう。

曲は、私が作曲した『午後のひと時』です。
ロココ時代に盛んに演奏された楽器、チェンバロ(クラブサン)のために書いた曲です。


作曲:村田雅和

チェンバロは現在のクラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ(略してピアノ)の原型で、一定の大きさの音のチェンバロとは違い、ピアノからフォルテまで自由自在で繊細な表現が可能になり、それゆえ、楽曲の様式の変化に影響を与えたのでしょう。


posted by 雅 at 06:54| Comment(0) | 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

モルトフォンテーヌの思い出

カミーユ・コロー『モルトフォンテーヌの思い出』

画像をクリックすると拡大           800px-Jean-Baptiste-Camille_Corot_012.jpg  

絵は19世紀バルビゾン派の画家、カミーユ・コローの『モルトフォンテーヌの思い出』で、曲は私の作曲した組曲『幻想』の終楽章『思い出』です。バルビゾンといっても、特に新しいグループでも何でも無く、バルビゾン村周辺で活躍した自然派の画家達の一群を指します。他にはテオドール・ルソー、ジュール・デュプレ、コンスタン・トロアイヨン、ジャン・フランソワ・ミレーなどがいます。

画像:Wikipedia



作曲:村田雅和

風景画の得意だったコローは晩年には人物画を数多く描いていますが、公表したのはわずか2点だったと云われています。

彼の『真珠の女』はコローがおそらくダ・ビンチの『モナ・リザ』を意識したのでしょう。彼は絵の道に生きることを選び、結婚が障害になることを恐れ、生涯独身で過ごしました。

カミーユ・コロー:『真珠の女』

クリックすると拡大されます。
423px-Camille_Corot_-_Woman_with_a_Pearl.jpg

コローの美しい作品がこちらでたくさん見ることができます。

http://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Jean-Baptiste-Camille_Corot?uselang=ja
posted by 雅 at 06:20| Comment(0) | 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

聖マタイの召命



絵:ミケランジェロ・メリジ(通称:カラヴァッジョ)
曲:幕開け:村田雅和
動画:村田雅和
MacOSXに標準搭載されているiPhotoを使用。

画質が悪いですが、絵はサン・フランチェージ大聖堂にあるイタリアバロック期の巨匠、ミケランジェロ・メリジ(1573−1610:伊)による傑作『聖マタイの召命』

暗闇からキリストが弟子とともに現れ、レヴィ(後のマタイ)に向かって厳かに「我に従え」と命じています。キリストの手のポーズはミケランジェロのアダムから採られていて、このポーズによって、キリストは神の創造された第2のアダム(アダムは「人」を意味する)であることを表しています。

カラヴァッジョの大傑作に対して、曲は私の拙いオルガン曲『幕開け』。カラヴァッジョの『聖マタイ』は3連作になっていて、『召命』、『聖マタイと天使』、『聖マタイの殉教』の3作で、レヴィ=マタイの路程が壮大な構想を以て描かれています。



参考:カラヴァッジョ『キリストの埋葬』1610年頃
画像:Wikipedia

クリックすると拡大表示されます。
The_Deposition_by_Caravaggio.jpg

カラヴァッジョは驚く程の速描で、迫真的な写実と、強烈な明暗技法をもって劇的なバロック様式の先駆者として、ヨーロッパ美術に多大な影響を及ぼしましたが、彼自身は粗暴で、争いごとが絶えず、殺人を犯して、死刑判決を受けます。死刑を恐れてローマから逃亡。不安と恐怖に満ちた逃亡生活で、時間が殆ど無かったにもかかわらず、驚異的なスピードで鬼毛迫る傑作を各地に残しました。そのあまりにも悲劇的で、かつ激しい感動を引き起こす、あまりにもリアルで真摯なキリスト教世界の登場人物達の表現は、呪われた画家が真の救いを得たいと願っているようにも見えます。最も呪われた人生を生きたからこそ描けた彼の傑作の数々・・・。私も日本でカラヴァッジョ展が開催された時に観に行きましたが、かつてこれほど感銘を受けた画家はいませんでした。呪われたミケーレ(カラヴァッジョの愛称)38歳、焼け付くようなポルト・エルコーレの海岸を彷徨っている最中熱病に倒れ、呪われた画家に救いはありませんでした。ローマ法王の恩赦と行き違いに彼の生命は絶たれたのです。

ある聖職者が「些細な罪が消えるから」といってカラヴァッジョに聖水を渡そうとしましたが、彼はこう応えたと伝えられています。

要りません。私の罪は死に値するものだから


カラヴァッジョについて、もっと知りたい方はこちらでどうぞ
http://www.salvastyle.com/menu_baroque/caravaggio.html

個人サイトですが、驚く程完成度の高い美術サイトです。

尚、画像はパブリック・ドメイン。よって、著作権に抵触しない。著作権は作者の死後、日本では50年。欧米では70年。作曲者の死後数百年経っているクラシックの曲が公の場で自由に演奏出来るのはそのためである。勿論、現役のクラシックの作曲家や、死後70年以上経っていない(国によっては作者の死後、100年近い著作権保護期間の場合があるので注意)作曲家の作品を演奏するには遺族など権利者の許可が必要。詳しくはWikipediaのPublic Domainに関する記述を参照されたい。

http://commons.wikimedia.org/wiki/Image:The_Calling_of_Saint_Matthew_by_Carvaggio.jpg
posted by 雅 at 04:01| Comment(0) | 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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