はじめに
芸術愛好家の皆様、ようこそお越し下さいました。ごゆっくりどうぞ。
♪オープニング
♪をクリックすると曲が流れます。
 尚、本サイトの画像は、自作もしくはPublic Domain(下記の青字リンク先をご参照下さい)になった過去の巨匠の作品の画像を使用。WikiPediaからお借りしています。各記事の画像をクリックすると拡大表示されます。
     ・・・過去の偉大な巨匠たち、先人たちに敬意を表して・・・
                                     
♪感傷的な主題と展開
作曲:村田雅和
をクリックすると曲が流れます。

2009年06月16日

想い月

蒼く染まる花乙女
若き日々の夢に揺れる
時の川面に浮かぶ舟
あなたに想いを映すのは
帰らぬ日々の滴ゆえ

嘗て歩いた天の川
今宵あなたが歩むのか?
時の川面の羅針盤
私が星になっなら
あなたの行く手を照らしましょう

甘き夜霧に漂うは
嘗て生きた死者の声
今宵優しく見つめるは
時の行く手を示すため
生きるが一夜の夢ならば
遠い星に祈りましょう

今宵たゆたう鏡月
過去を明日をも語る人
甘き夜風に誘われて
しばし全て忘れましょう
生きるが故の苦しみも
死ぬが故の悲しみも

この身映す水鏡
金に染めるは夢花火
蒼き夜風に漂うは
あなたの奏でる愁夜曲

甘くささやく夜霧から
今宵漂う死者の声
金に染める鏡月
幾つの夢を照らしたの?
生きるが一夜の夢ならば
あなたのために祈りましょう
その身細めて泣く月よ
あなたのために祈りましょう


詩:村田雅和
posted by 雅 at 06:10| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月05日

サン・ラザール駅

 
739px-Claude_Monet_004.jpg


 印象派の巨匠、クロード・モネ(仏:1840ー1926)は、若い頃には「近代化」に対する関心が高く、近代化の象徴の一つとしてよく列車をモチーフに描いています。
中でもサン・ラザール駅はお気に入りの画題で、駅に許可をもらって画架を立てて、何度も繰り返し、制作を続けました。画題を求めて旅を続けたゆえに、鉄道に対する関心が非常に強かったのかもしれません。一般に思われているイメージとは違い、若い頃から弁護士や医者並みの収入があったようで、彼の若かりし頃の貧困の原因は寧ろ芸術家によくありがちな浪費癖によるものであることがわかっています。
 モネも40歳位を超えた頃には非常に有名な画家となり、経済的に大成功して、有名な睡蓮の庭園を造りました。また、当時としては珍しい自家用車で、スペインまでベラスケスの絵を観にいったようです。食通でもあり、また日本の版画は勿論、関心のある他の画架や彫刻家の作品を購入して、詩人のマラルメ、政治家のクレマンソーをはじめ、さまざまな著名人達が彼のもとを訪れました。
 彼の一つのものを時間、天候のさまざまな状態において何枚も描くという姿勢は、彼が大成功を成した「積み藁」や「ポプラ」の連作、「ルーアン大聖堂」、そして晩年の有名な「睡蓮」の連作に繋がっていきます。

絵はクリックすれば拡大されます。私の作曲した「列車の旅」を聴きながらどうぞ。



曲:村田雅和:「列車の旅」
絵:クロード・モネ:「サン・ラザール駅」(1877年)
posted by 雅 at 00:45| Comment(0) | 絵画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月26日

エプソムの競馬

800px-Jean_Louis_Théodore_Géricault_001.jpg
経済的にも時間的にも余裕があれば、「馬に乗って草原を駆け抜けてみたい。」

それは、テオドール・ジェリコー一人だけのロマンではないと思います。

                               

800px-Théodore_Géricault_-_Le_Radeau_de_la_Méduse-1.jpg
19世紀フランス美術のロマン派の先駆者ジェリコーは、自身の情熱を抑えきることが出来ず、同年代のおばと不倫の恋に落ちてしまい、子供まで成してしまい、当然のことながら、両者に悲劇をもたらしました。彼は傷つき、イギリスに渡って乗馬に熱中し、落馬事故によって、脊髄結核が悪化して亡くなったと云われています。彼の最期の言葉は「まだ何もしていない」。

彼はカラヴァッジョの明暗表現、ルーベンスの色彩、ミケランジェロの人体表現を熱心に研究し、画風は文字通り、力のせめぎ合いのような非常に情熱的な画風です。大作「メデュース号の筏」はフランス政府がひたすら隠そうとしていた実在の事件を扱った作品で、サロンでは大変な物議を醸し出しました。やがて、彼のロマン派的画風は、彼の後輩であったドラクロアによって受け継がれていくことになっていきます。

絵はクリックすれば拡大されます。私のピアノ曲「風のように」を聴きながらどうぞ。



絵:テオドール・ジェリコー:上「エプソムの競馬」(1821年)
              下「メデュース号の筏」(1816年)

曲:村田雅和:「風のように」
posted by 雅 at 09:38| Comment(0) | 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月16日

水仙

Michelangelo_Caravaggio_065.jpg麗しき泉に死なねばならぬ    

清廉な乙女のその御姿に

その波紋が示すどよめきに

沈む我が身の愛しさよ



涙溢れて時の河

月のかけら黄金の葉

静寂に潜む死神の影

                                         

見果てぬ夢に疲れ果て



心ゆえに溺れていくのか




絵:ミケランジェロ・メリジ・ダ・カラヴァッジョ:「ナルキッソス」
ギリシャ神話に依ると、美青年ナルキッソスは、美の女神アフロディテ(ヴィーナス)からの贈り物を侮辱し、自分を愛する全ての者を拒否する呪いをかける。彼はある時、水に映った自分の姿に恋をしてしまい、そのまま湖に溺れてしまう。彼の死後、その場所には水仙が咲いていたという。

詩:村田雅和
posted by 雅 at 20:45| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月12日

Night Cafe



作曲:村田雅和

私の唯一のジャズ?です。ジャズについてはポップス以上に疎く、フランク・シナトラとチック・コリアしか知りません。
posted by 雅 at 05:51| Comment(0) | ジャズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月20日

空は歓喜に満ち溢れ…

空は歓喜に満ち溢れ
夢は白い翼を羽ばたかせる
輝ける木湖畔々たちの手招きは
君を新たな旅へと誘う

光溢れる季節(とき)・・・
そよ風は微笑んで
まだ知らぬ未来の橋を
大空に架ける

七色に輝く
あらゆる思い出は
今は心の宝箱・・・

この春風に夢は飛翔する
そよ風に舞う
あの花びらのように・・・


詩:絵:村田雅和

絵はクリックすると拡大表示されます。

posted by 雅 at 20:34| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月19日

懐かしき日々

800px-Johan_Barthold_Jongkind_002.jpg絵はオランダの画家、ヨハン・ヨンキント(1819−1891)の”Hafen von Étretat”。フランスのノルマンディー地方のエトルタの海岸の荒々しい風景は、他にもクールベやコロー、ヨンキントを師の一人と称するモネが繰り返し描いた題材でした。このヨンキントという人は風景画家としての実力がありながら、(私はモネの師であるという以外は、あまりよく知らないのでWikipediaの記述を参照)、アルコール依存症や鬱病によって評価が上下していたという。
絵はクリックすると拡大されます。

曲は私の作曲した『懐かしき日々』。旋律をオーボエにしたかったのですが、音源が良くないので、今回はストリングス音源を使用しました。



絵:ヨハン・ヨンキント
曲:村田雅和:『懐かしき日々』



posted by 雅 at 19:00| Comment(0) | 絵画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

歓楽の舟

 歓楽の舟Edgar_Germain_Hilaire_Degas_012.jpg
   陥落の常
あらゆる恐怖があらわれる

  煉獄行きの連絡船

 悪魔の売る
   悪夢なし得る
     夢故に
       痛む民

あらゆる色香をあらわすは
   死せる心を乗せる舟
   快楽の船に汚れるは
     深き罪の不快感

       罪を生み

        夢を倦み

          逝く・・・



詩:村田雅和:憂愁の都市より

 難破船状に配置した文字による私の詩は、フランスの象徴派詩人の総帥、ステファンヌ・マラルメの『骰子一擲』を模したもの。この世の虚しさを表しています。
 
 絵はエドガー・ドガ(仏:1834-1917)の「アブサン」。ドガと云えば、印象派周辺にいた画家でありながら、印象派とは趣きを異にし、古典主義的なデッサンを重視し、それでいて日常生活の風景や、バレエを主題とした絵を多く描いています。この「アブサン」という絵は「悪魔の酒」と云われた度数の高い酒を飲む二人を描いた絵で、当時は非常に評判の悪い絵でした。ヴァン・ゴッホら同時代の芸術家のいくらかは20世紀初頭に禁止された、この酒に溺れていて、自らの人生を破滅に導きました。

 尚、ドガは油絵よりデッサンに関連したパステルを好み、モノタイプなど古い技法を復活させたことでも知られています。踊り子の他、馬や裸婦の「形態」ではなく、「動き」そのものに関心があったようで、そういった意味では技法は古典的ですが、「動きの印象派」だったのかもしれません。非常に気難しい性格だったようで、仲間と対立することが多く、晩年にはドレフュス事件で有罪を主張したため、多くの友人を失ってしまったといいます。

Edgar_Germain_Hilaire_Degas_018.jpgEdgar_Germain_Hilaire_Degas_059.jpg参考:左:ドガ:踊りの花形
右:ドガ:ロンシャンの競馬

絵はいずれもクリックすると拡大されます。
posted by 雅 at 00:56| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月18日

Goya in Spain

La_gallina_ciega_(Goya).jpg 絵は、スペインの画家、フランシスコ・デ・ゴヤの"La gallina ciega"。スペイン語がわからないので、スペイン語表記にしておきます。
 ゴヤは18世紀ロココ時代を生きた画家ですが、ロココからリアリズム、20世紀シュールレアリスムの先駆的表現まで成した、この時代にしては驚く程多種多様な表現をした画家。日本では 『マハ』や版画による闘牛の絵が特に有名です。

曲は、私の『スペイン』。後に管弦楽編成で『ある紳士のための小組曲』の第2楽章になりました。私はスペインに一度も行ったことが無く、スペインの画家達の絵は美術館で数点見ただけに過ぎませんが、曲にスペインの舞曲の雰囲気が出ているでしょうか。


♪Spain


絵:フランシスコ・デ・ゴヤ(1746ー1828)"La gallina ciega"
絵をクリックすると拡大されます。

曲:村田雅和"Spain"


ラベル:舞曲 spain GOYA
posted by 雅 at 11:01| Comment(0) | 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月13日

千絵の海 総州銚子

800px-Hokusai_1760-1849_Ocean_waves.jpg絵は葛飾北斎(1760?ー1849)が描いた10の図から成る中判錦絵「千絵の海」シリーズの一つ 『千絵の海 総州銚子』。この時代の芸術家は何度も改号している人が珍しくはありませんが、北斎はその程度が尋常でなく、30回も改号しています。転居の数も93回。非常に部屋は荒れていて、仕事場が汚れるたびに転居していたと云われています。

曲は私が作曲した和風ハバネラ。ハバネラはもともとは、1791年のハイチ革命によって、ハイチの難民がキューバに持ち込んだ舞曲ですが、船員によって、それがスペインに持ち込まれ、やがて全世界に広まっていったという。そこでハバネラのリズムを使った曲を作曲してみましたが、編曲の過程でどこか日本の祭りを思わせるような曲になったので、『和風ハバネラ』という曲になりました。

3バージョンありますのでお楽しみ下さい。



絵:葛飾北斎『千絵の海 総州銚子』
クリックすると拡大表示されます。

曲:村田雅和『和風ハバネラ』
ラベル:浮世絵
posted by 雅 at 00:53| Comment(0) | 和の音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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